”憶える”

いつでも自分は自分の味方であるために

誕生日を迎えた翌日にオンラインカウンセリングを受けてみた。
というのも、3月はなぜか心が落ち着かない事が多いから。誕生月なのに・・・誕生月だから・・・?
おそらく新生活のにおいがしてくるから無意識レベルに心が反応しているんだと思う。あとは自分へのプレッシャー。

 

今回は特に心がマイナスな方向に傾いていると自覚(偏食がちになる、興味がある分野へのモチベーションが低下する)出来たから、その状態になるのはなぜなのか?
その感情の根っことなる部分を探すきっかけになればと思って勢いに任せてみた。

 

今回使ってみた「cotree」

cotree.jp

 

初めて使ってみて「自分に適している感情の整理方法だなぁ」と感じた。
何かしらの媒体(主にSNS)を通してアウトプットすることは多いけど、何も介さず対人で物事を伝えるとなると言葉の不器用さや感情がとても動いてしまうことが多いとなんとなく自覚しているから、一定の距離感が約束されている話を聴くプロフェッショナルな人に話す気楽さがあった。
(というか、シンプルに担当カウンセラーさんのスタンスとの相性が良かったんだと思う。)

 

深呼吸から始まり、今どんな感情が現れているのか、その感情を氷山モデル化してみて表面化していない深くにある感情をワーク(※)を通して探っていく、みたいな。
※自分の中にあるネガティブな感情の抱き方のチェック、中核的感情欲求のチェックワーク、早期不適応的スキーマの活性化チェック

 

ワークを通してみて、自分の中にある「怒り」「悲しみ」の感情にフォーカスすることは多くても「恥(シェイム)」の感情にフォーカスすることはなかったと新たな発見ができたこと、インナーチャイルド(内なる子ども)を認識する大切さを知れたこと、核心に自ら迫ろうとした時、自分でも思っていなかった感情の波がやってきたのが意外だった。
まだまだ自分が知らない自分がいるみたい。
他にも自己完結するのではなく、完結・解決していなくても感情を言語化SNSに投稿してみる)のは感情を整理するには良い方法だったと知れたし、好きな事が多くあるのは精神衛生上でも良いと分かったのも、よかった。

カウンセラーさんのフィードバックメモより引用

コア・シェイム、つまり自分の存在に関わる深い恥の感情。
これは自然に沸き起こるものではなく、何らかの状況下で「外から植え付けられた」もの。つまり、生まれながらの性質や、恥ではない。
恥が強い破壊力を持つのはそれが様々な身体感覚と結びついた自意識感情だからである。
よく似た感情で「罪悪感」がある。
恥は教えられなくても感じるが、罪悪感は「こういうことはよくないよ」と教えられて知る感情。
特定の具体的な行動について後悔や反省、問題を解決したい気持ちへと結びつくのが罪悪感。
恥は理屈抜きの身体感覚として襲ってくるため罪悪感よりもさらに強烈な行動規範となる。
もし辛い時、頭に「悪いことが起きるのは「全て自分のせいだ」などの自動思考が浮かんだら「これは自分のものじゃない!」と心の中からつかみ出して放り出すイメージをしてみる。

参考文献:岩壁茂著書「生きづらさの根っこにあるもの」アスク・ヒューマン・ケア発行

 

今後もカウンセリングを受ける前のように心が落ち着かない時期が予告も無くやってくるんだろうけど、対処法が見つかったのでなんとかやっていけそうな気がする。

 

たまに自分でも「生きづらそうにしてるなぁ」と思うことがあるし、周りからも言われたこともあるけど、好きなところと嫌いなところ含めそれが自分であることにかわりは無いので、生きる知恵を少しずつ拾い集めてうまく共存していけたら良いな。